◆ 顎(アゴ)を前に出したい・顎を短くしたい

●顎を前に出す(顎プロテーゼ挿入)

アゴは、実は鼻以上に顔全体を知的かつシャープにみせる重要なパーツです。少し前に出してあげることで顔の印象がぐっとひきしまります。アゴは下に長くしても間延びした大きな顔になってしまうだけで、効果はあまりありませんので、鼻から口、顎のライン(Eラインといいます)がなるべくまっすぐきれいになる様にアゴを前方に出していきます。

基本的に、シリコンプロテーゼを挿入する方法(30万円)をお勧めしています。これは他の部分を犠牲にすることがなく、触ったときの質感もとても自然で、万が一何かの理由で取り出さなければならなくなった場合でも、自家組織や散乱した異物と異なり抜去は容易です。

手術は口の中の約3センチの切開から(キズは口の中なので見えません)その人にあったプロ テーゼを挿入します。この方法の一番の問題は大きな衝撃(事故など)やアレルギー、感染などを生じた場合に、プロテーゼが皮膚から露出する可能性があることです。逆にこのようなことさえなければ、一生もつといわれています。重要なことは、何か問題が生じた際には早めに来院していただき、迅速な対応を行うことです。これで大抵のことは解決できます。 手術は約1時間で終わります。数日間固定のテープを貼り、1週間後に抜糸を行います。このころにはおおむね腫れもひき、社会復帰が可能となります。内出血斑はお化粧でカバーしてください。

また、プチ整形と呼ばれている方法の中に、ヒアルロン酸をアゴの部分に注入してアゴを形作る方法もあります(7万円)。ただし、これは3〜6ヶ月で吸収されてなくなってしまいますので、どんな顔 になるのかのシミュレーションと思っていただけるとよいでしょう。プチ整形のページもご参考ください。この方法で形が気に入った場合には、ヒアルロン酸の吸収を3ヶ月ほど待った上で、 シリコンプロテーゼによる手術を行うことをお勧めしています。

●長い顎を短くする、後ろに下げる(顎正中部骨切り・骨削り)

顎が下へ長い方や、前へ突出しすぎているという方の場合には、程度が軽度で咬合(歯のかみ合わせ)に問題がないよ うな場合には、口の中の切開からアゴの骨を少し削ったり、また中等度の場合には顎の骨を切り、だるまおとしのように骨の中を抜いて短くするという手術が必要となります。手術代は60万円かかります。しかし、この場合全身麻酔が必要となりますので麻酔代、麻酔前検査代、などが別途必要です。

かみ合わせが反対咬合の場合、顎の奥の骨を両側とも分割して下顎自体を全体的に後ろに下げるというのがオベゲーザー法です(これはエラ削りとは全く異なり正面像は全く変わりません)が、これは1週間ほど咬合を合わせるために上と下の歯を針金やゴムで止めておく、顎間固定という作業が必要です。手術代100万円に麻酔代、検査代、1週間分の栄養補給剤(口が閉じているので、飲み物しか飲むことができません)など合計すると130万円ほどの費用がかかります。

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