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鼻先縮小、小鼻縮小

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症例写真
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手術内容 鼻先縮小、小鼻縮小
執刃医師 Dr.三苫

手術前 手術後
手術前 手術後

手術ポイント

人工物は使わない形で、なるべくお鼻の形をすっきりしたい、というご要望の患者さんです。確かに鼻根部は決して低くはなく、プロテーゼ挿入(当院では鼻筋を整えるI型のプロテーゼしか使用致しません。鼻尖部・鼻柱部は人工物挿入によるトラブルが数年のうちに必発と考えているからです)・鼻骨の骨切り等は必要なさそうでしたので、鼻尖縮小と鼻翼縮小(頬に小鼻が埋まり混んでいる感じが改善しているのを見て頂けると幸いです。鼻の整形01を参照していただけると幸いですが、内側からのみの鼻翼縮小を行っています)を同時に行いました。鼻は、それの元となる骨格の部分(いわゆる鼻根部といわれる骨の要素)と軟骨の部分(鼻背軟骨・鼻翼軟骨)、それに鼻部の皮膚が合わさって形が形成されています。鼻の皮膚があつい方(皮膚自体を多少薄くする施術もありますが、程度を超すと皮膚の壊死をともなったり、あるいはその時には壊死にならなくとも、何らかのきっかけ(修正等)により皮膚壊死に陥ったりします。鼻尖縮小は、施術の際、皮膚を無理のない範囲で薄く挙上していき、余分な軟部組織を取り除いた上で主に鼻翼軟骨をきれいに整えてくる手術ですが、あまり皮膚を薄くしすぎると不自然になりますし、後々困ることにもなるので、やはり不必要な深入りは禁物です。)は、意外と鼻尖縮小の効果が出にくかったりしますので、少しオーバー気味に修正を行ったり、耳介軟骨等を使用して土台の形を整えることがより重要になったりしますが、この患者さんは鼻部の皮膚は厚い方ではなく(実は決して薄い方でもありませんが)、鼻尖形成の結果が良く出ています。

 鼻尖形成は、皮膚を無理のない程度にどれだけ薄くするか、ということと鼻翼軟骨を主にした土台作りがポイントになります。施術を丁寧に行うことが最も大事ですが、術後の管理も非常に大切で、当院では術後三日はギブスをつけておいて頂き、その後も1-2ヵ月程度は夜にお休みの際にはテーピングとギブスの着用をおすすめしています。旧ソフィアのHPには写真が掲載されていますが、正面からの鼻のすっきり感や、斜めからみた鼻のラインは、術者としても、なかなか、と思える出来でした。鼻の手術は通常一週間すると社会復帰は可能ですが、ご本人さんが効果を実感するのは10日以上経ってからのようです。このモニターさんも一週間のときはお泣きになって、大変でした(;;)。手術の腫れにより、効果が実感できなかったためです。鼻については、最低一月、逆にいうとそれ以外の手術は半年以上の経過をみないと完成とはいえません。よく術後一月程度の結果を用いて術後、としているところがありますが、手術という人工的な傷であっても、人間の組織はそんなに落ち着くのが早いものではありません。最低三ヶ月、出来れば半年以上(首から下の施術なら本来は一年ぐらい見るのが理想的です)の経過を見なければ手術の完成系はわからないと考えて頂いてもいいですし、術後半年は修正等の手を加えない方が無難です(当院の様な個人病院は修正も一つの仕事なのですが、特殊な場合を除き、結果も出ていないうちに修正は絶対にしてはいけません。傷が落ち着いていない間に修正を行ってもゴールを見失うばかりか、軟部組織の動向は難しいので、思わぬ結果を招き、取り返しのつかない状態になったりします)。形成外科専門医・美容外科専門医の認定試験や学会発表・論文提出でも、最低半年は経過した術後の写真・報告を求められます。逆説的にいうと、術後半年を目安にしない症例写真・報告を掲載している美容外科は避けた方が無難かと思われます(おそらくその医師は、創傷治癒を理解していないでしょう。傷の治りがわかっていない医師に手術がうまくできるはずがありません。外科医はうまい具合に傷を作り、治るのを良く熟知した上で結果が出るのを待ってなんぼなのですから。)。

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